●4月11日(火)

 もうパンジーがきれいに咲いて
 いました。色とりどりです。
 これは国道沿いの植木の場所だったので
 自治体が植えてくれているものみたいです。
 その道沿いにずっと、パンジーが
 植わっていたので、パンジー通りみたいでした。

 案外早くに咲くんですね。
 写真を撮り始めて初めて知りました。
 




  ●4月12日(水)

 真上から見た、ミルキーです。
 ちょっと太り気味なので、おしりに
 たくさんお肉が集まっているのが
 はっきりと分かります(笑)。

 足をぜんぶ縮めてしまうので、
 ほんとうにおだんごか、だるまさんみたい。
 妹には、「牛みたい」と、ひどいことを
 言われていました。がんばって
 ダイエットしようね、お互い。




  ●4月13日(木)

 今日からは大好きな趣味に走ります。
 待ちに待ったゲームが発売されるのです。
 ご存じない方には申し訳ないのですが、
 「MOTHER3」というゲームです。
 「  〃  2」というゲームにとても感動しまして、
 ちょっとこちらに振り返ってみます。

 これは天才写真家の記念撮影。
 こうして旅の思い出写真を撮ってくれます。
 それはエンディングを迎えたときに、
 家族といっしょに見ることができます。
 こんなRPGが欲しかったんです!




  ●4月14日(金)

 いよいよ発売まで一週間を切りました。
 毎日がドキドキです。

 「2」では、2つのお届けシステムがあり、
 ひとつがこのマッハピザです。
 電話による注文制なのですが、
 本当に電話をかけてから3分で
 届けてくれるのには驚きました。
 
 あとひとつは、エスカルゴ運送。
 持ちきれない荷物の配達をしてくれます。
 ここでアルバイトしてるのが、妹さん。
 名前はかたつむりですが、配達は早いです。
 MOTHERでは、このユカイな名前も、
 楽しみのひとつなのです。




  ●4月15日(土)

 データの保存、セーブはどうするのかというと、
 ここでも電話が大切な役割をしてくれます。
 電話番号はパパにつながっていて、
 電話をかけることによって、冒険の記録を
 つけてくれます。
 また、2時間以上ゲームを続けていたら、
 自動的にパパから心配の電話がかかって
 くるのです!びっくり!安心設計です。
 
 この日記をかいてるときに
    くまのぷーが
    まんがをみてました。
    おぬしもわるよの〜。




  ●4月16日(日)

 自分の家(マイホーム)には、いつも
 ママが待っていてくれて、訪れたら
 何も言葉がなくても、大事にしてくれて
 好物のメニューをつくってくれます。
 そして一晩ぐっすり眠ることもできます。
 安心できる優しいママの存在は、
 このゲームそのもののようです。

 だからママにも電話しないと、
 まだ小さい主人公はホームシックに
 かかってしまうのです!細かい!

 デスクトップでかくれんぼちゅうに
    のらいぬが
    めもりを・・・あ。
    よていどおりでした。




  ●4月17日(月)

 「次どこに行ったらいいのかな…?」
 MOTHERでは、あんまりこんな心配は
 しなくても、サクサク進めることが
 できますが、それでもかゆいところに
 手が届くような親切設計で、ヒントを
 教えてくれる、ヒント屋さんまで存在してます。

 ぜんぜんつまってなくても、このおじさんの
 セリフが面白くて、よく通ってました。
 こういう小さなオモシロさがたくさん集まってるのが、
 MOTHERというゲームなんです。

 ・・・・・・・
    たいせつなCD-ROMドライブが
    メールをはこぶれんしゅうをしました。
    ぷぷぷ。




  ●4月18日(火)

 この人たちを抜きにしては語れない!
 というほど、「2」では重要な人たちが、
 この「どせいさん」です。
 
 公式本では、「人間ではなく、どせいな人々」
 という解説がありました。ちゃんと専用の
 言葉として、フォントまであるのです!
 ゲーム中でも、もちろんこの字体で
 話してくれます。が、じつはとても高い知能を 
 持っているのです!
 マスコットだけではありません!

 トモくんとあそんでるときに
    ねむいのに
    100えんちょきんしました。
    もっとほめれ。




  ●4月19日(水)

 他にもたくさんご紹介したいことが山ほど。
 
 敵キャラの名前も面白いものばかりだし、
 回復アイテムの種類は他のゲームと
 比べ物になりません。世界中を旅して、
 美味しいものグルメツアーをしてるみたい。
 登場人物さんたちもゆかいな人々だし、
 中でもおさるは何度も助けてくれます。

 …ああ、とてもこれだけでは魅力は伝わりません!
 さて、いよいよ明日!!
 「3」はどんな物語が待っているんでしょうか?

 
 まよなかに
     あなたのこもんべんごしが
     しらないひとにつれていかれそうになって・・・。  
     わくわくした。




  ●4月20日(木)

 祝!!おめでとう!
 MOTHER3!!

(ゲームを知らない方には
 大変申し訳ございません。)


とんでもないことが起こったのです。
待って待って待ち望んだゲームが、
ついに発売されましたのです!
本当にありがとう、ゲーム開発者の方々!
そして本当に感謝してます、産みの親の糸井さん!
しばらくはこればかりの話題が続きます。
どうも申し訳ありません。やった!ばんざい!

  おひるごろ
    びるげいつが
    ゆかいにおどってました。
    しらなくてもよいことも。

   
**************************

以下、「ほぼ日」糸井さんの今日の日記です。
     (勝手に転載してしまって申し訳ありません!)



月日の経つのは、ほんとうに早いものです。
あれほど待ちわびていた
『MOTHER 3』の発売日。
すぐにでも来てほしいとも思い、
ずっといつまでも来ないでほしいとも考えていました。
しかし、いつでも、こんなふうに、
その日は必ずやってきます。やってきました。

すっかり製品の顔をした『MOTHER 3』を見て、
生まれたての赤ん坊に出会った母親のように、
晴れがましいような、不思議な気持ちになりました。
仔犬におっぱいをふくませている母犬のように、
近づいてくる人に噛みついてしまいそうな、
凶暴なまでの責任感もあります。
自分が「マザー」になってしまうというオチですかね。
困ったまま、身体を硬くして時間を過ごしています。

すでに手に入れている方、これから入手する方、
『MOTHER 3』というゲームは、子どもを育てるように、
じっくり、急がずにつきあってください。
乳児に栄養ドリンクやら、ステーキやらを
がんがん食わせて、促成育児するなんてことないでしょう。
それと同じように考えてもらえたら、本望です。
そして、ゆっくりと最後までつきあってください。
そういうふうに遊んで、おもしろくなるように、
つくってあるはずなのです。
乱暴に扱わなければ、きっといい思い出を
たくさんつくってくれる「おもしろい子」に育ちます。
どうぞ、お願いします。



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4/21より


なんだか緊張していたのか、興奮していたのか、
一日でどっと疲れが出てしまいました。
昨夜は、伊集院光さんとのライブでの対談でしたが、
はじめて
『MOTHER 3』周辺の話をできて、
ほんとうにうれしかったです。
『MOTHER 2』は20回くらいプレイしてる、という
川上弘美さんも来てくれて、
またまたいい感じのことを語ってくれたり、
開発の
「ブラウニーブラウン」のメンバーも、
戸田昭吾さんも、任天堂の呉服さんも、
ほとんど全員揃って、打ち上げみたいな場になりました。
ありがとうございました、という気持ちでいっぱいでした。

つくっている間、苦しかったことばかりのようでしたが、
いまになって思うと、楽しかった。
もう、ああいうつらさも楽しさもないのだと知って、
けっこうさみしかったくらいですから。
でも、中継のときも言いましたが、
次は『MOTHER 4』だ、なんてことはあり得ません。
ゲームをつくりながら「ほぼ日」をやるなんて、
かなり無理なことを、今回はやってしまいましたが、
もう‥‥できません。
逆に言えば、それほど「ほぼ日」をやるということは、
たいへんな仕事なのですよね。
みんなが読んでくれてるからこそ、できることです。
これからも、きてください。
『MOTHER 3』も「ほぼ日」も、よろしくお願いします。
なんか、妙に神妙な気分になってます。



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